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鍛造ピストンが出来るまで・・・。

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はじめまして、削り出し商品開発のFAM本です。

今回は「SHIFT UP」と言えば、ボアアップキット! を販売していますが、その中でも看板的存在になっています「鍛造ピストン!」の「素材」について皆様に知っていただきたいと思います。


①写真・手前左 「丸棒材料」です。
 この素材は国内の某有名アルミメーカーの丸棒ですので、世界トップクラスの素材です。
”MADE IN JAPAN”の規格検査で合格しています。

②写真・手前右 「鍛造材料」
 ①で製作した材料を約500℃まで熱し約6時間圧力を掛けつづけます。
 500℃という温度はアルミニウムが粘土状になる温度です。
 ですので粘土状になっている為、隅々まで均等に圧力が掛かっています。(圧力=鍛えられている)
 その後10時間以上掛けて冷却します。
 写真では分かりにくいですが、表面がジャガイモみたいにボコボコになっていて、いかにも鍛えられています!!って感じ
 です。

③写真・奥左
 ②で製作した鍛造材料をNC旋盤で表面を削ります。
 ジャガイモみたいな材料を機械にチャッキングするのが大変なんですよね~。

④写真・奥中央
 ③で削った材料を最新鋭の高精度マシニングセンターでピストンの内側を加工します。
 この工程ではマシニングセンターのノウハウがたっぷり入っています。

⑤写真・奥右
 ④で削った材料をピストン専用機械で仕上げて行きます。
 この工程はまさしく”MADE IN JAPAN”のすばらしさがてんこ盛りで加工しております。

こんな感じですべて”JAPAN”のトップレベルの材料や機械で加工しておりますので、間違いの無い”素材”です。

なかなかお客様も素材など見る機会が無いと思いますので、今後も色々な製品をこういった形で紹介させて頂こうと考えておりますので、お楽しみにしておいて下さい。